■中国人民銀行、インフレを懸念
雑誌「財経」が主催する財政経済年次総会が11日北京で開かれた。中国人民銀行(中央銀行)の周小川行長(総裁)は総会の席上で、現在の懸念としてインフレ圧力と高い貯蓄率の2点を挙げた。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
周総裁は次のように述べた。
消費者物価指数(CPI)は安定しており、国内のインフレ水準も比較的低い。しかし、中央銀行はインフレがいつでも起こる可能性があると懸念している。インフレを引き起こす要因は多方面にわたる上に、中期的安定を実現しにくくする要因もいくつかある。世界的な経済の変化も中国国内の一部の商品価格に影響を与える。消費者物価指数はインフレを判断する唯一の指標ではなく、価格の高止まりが資産やサービスに転換する可能性もある。これらは中央銀行が通貨政策を制定する時に考慮しなければならない問題だ。
貯蓄率の急速な上昇も中央銀行が懸念する点だ。周総裁は「アジア金融危機発生前と比較して国内総生産(GDP)に占める貯蓄率の割合が10ポイントも上昇している」と述べた。
■WTO加盟5年世界経済への中国の貢献率、約10%
中国の世界貿易機関(WTO)加盟の5周年記念日に当たる11日、中国商務部の易小准副部長は、「中国の発展は世界とは切り離して考えられず、世界の発展にも中国が必要だったことが加盟後5年間の実践で証明された」と指摘した。5年間の世界の経済成長に対する中国の平均貢献率は約10%。中国新聞社が伝えた。
易副部長は以下の見方を示した。
中国の発展は周辺国家の繁栄に影響を及ぼしただけではなく、東アジアの競争力と発展潜在力の向上を促進した。その上、世界各国に広大な市場を提供し、投資家により多くのチャンスをもたらし、世界経済の成長にとって重要なエンジンとなった。中国はここ5年で計2兆ドルあまりの商品を輸入、海外投資家は中国から580億ドル近くの利益を得た。
WTO加盟後、中国は積極的に多角的貿易交渉(ドーハラウンド)協議と国際貿易新規則の制定に積極的に参加、多国間貿易体制にとって重要なバランス力となった。
■11月の消費者物価、1.9%上昇食糧価格上昇で
国家統計局が発表した最新の物価情勢によると、今年11月の消費者物価指数(CPI)は前年同期に比べ1.9%上昇し、1年ほどにわたった低成長局面を脱し、05年3月以来の新記録(06年1月を除く)をうち立てた。こうした大幅上昇の原因として、食糧・植物油の値上がりが挙げられる。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
1.9%の上昇率は今年1月の水準に相当し、2~10月の水準を大きく上回る数字だ。1月は春節(旧正月)連休があった特別な時期で、比較の対象にはなりにくい。
食糧・植物油価格の大幅上昇により、11月にはCPIが突然変化した。同月の食糧価格上昇率は3.7%で、前月の2.2%を上回った。食糧は中国のCPIを構成する第一の要素で、全体に占める比重は約33%にも達する。
これについて国家情報センター経済予測部のエコノミスト・祁京梅さんは「食糧・植物油価格の突然の上昇は、主に国内における国の買い上げ価格の引き上げと国際市場における生産量減少の影響を受けたもの」と指摘し、「国が各地で食糧買い上げ価格を引き上げたことにより、農民が今後の価格上昇を見込んで農産品を売り渋るようになった。こうして需要と供給のバランスが崩れたため、食糧価格は今後さらに上昇するだろう」と述べた。
祁さんの予測では、12月のCPIは引き続き上昇する。食糧価格上昇の影響を受けて、上昇率は1.8%前後の高い水準を保つものと予想される。
■06年貿易総額、新記録を更新か
税関総署がまとめた最新の統計によると、今年の貿易総額は過去最大の1兆7580億ドルに達する見込みだ。世界貿易機関(WTO)に加盟した2001年は5096億ドルだったので、この5年間で約1兆2千億ドルの増加と、約3倍に増加したことになる。「上海証券報」が伝えた。
02年の貿易総額は前年比約1100億ドル(21.8%)増加した。03年は同約2千億ドル増加し、04~06年は3年連続で同3千億ドル増加を達成した。世界の貿易額ランキングでは、中国は01年の6位から04年には3位に躍進し、米国とドイツに次ぐ世界3位の貿易国に成長した。世界の貿易額に占める比率も01年の3.9%から現在は7.5%以上に上昇した。
商務部の薄煕来部長の指摘によると、WTO加盟後の5年間、中国の輸出製品構造は絶えず改善され、企業のコア競争力がますます向上した。中国の対外貿易の大きな進歩は、国内産業の進歩を土台にしている。5年間で輸出総量に占める中国産製品の割合は94%に達した。また機械電気製品の割合は56%に、ハイテク製品は01年の17.5%から28%にそれぞれ増加した。この数字は、中国の産業が5年間で極めて大きな進歩を遂げたことを示している。
WTO加盟以来、中国は輸入関税をたびたび引き下げ、国内市場の開放を拡大し、輸入の急増を促進してきた。輸入額は01年の2435億ドルから今年は7950億ドルに増えるものと見込まれる。これほど膨大な輸入量は、輸入元国に大きな雇用機会を提供し、輸入元国の経済発展を促進するだけでなく、世界経済の発展にも貢献するものだ。
水曜日, 12月 13, 2006
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