木曜日, 1月 04, 2007

中国の会計制度

中国の会計制度
 
 会計資格を有する会計員が必要 中国の会計制度は中華人民共和国が成立した後、改革開放政策が採られるまでの期間は、ソビエト式会計(複式簿記ではなく純資産増減法)を採用していましたが、開放後は複式簿記による欧米式会計法に変わっています。
 上記の図は中国の会計帳簿と作成フローです。図を見ても分かるように、日本の会計帳簿となんら変わりませんが次のような点が違います。

 まず企業で会計業務を行うには、日本の商工会議所簿記検定試験の3級程度のレベルの会計員の資格が必要です。中国の証憑(取引の内容を明らかにする立証資料)は完全なインボイス方式で、税務局で公給領収書(発票)を買わなければならず、勝手に発票を印刷することは出来ません。この領収書は、先ず税務登記を行い、会計資格を有する会計員を雇用し研修を受けた後、入手が可能となります。
 中国の会計も改革開放後は発生主義により会計記録を行いますが、日本のように信用経済が発達していないことと、計画経済の名残りから、運用上は現金主義会計に近い状況で会計が行われています。そのため費用・収益の対応が歪み、正確な会計になっていません。
 例えば、既に商品は出荷し、売り上げを計上したが、仕入れ伝票が未着のため、原価が計上されなかったり、売り上げを分納するので既に商品は出荷しているが、その都度売り上げを計上すると、先に増値税(日本の消費税)の支払いが発生するため、完納になった時点で売り上げを計上することもあります。そのため先に売上原価のみが発生したりするわけです。
  中国会計帳簿と作成フロー《図》

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