水曜日, 11月 29, 2006

中国における投資総額と登録資本の概念

中国における投資総額と登録資本の概念は?
中国で現地法人を設立する際に規定されている最低資本金とは、払込金額のことでしょうか。また、投資総額とはどのような概念ですか?



【A】投資総額は「登録資本金+借入金の合計」として理解し、限度一杯に記載しておく
登録資本と投資総額との比率に規定がある 中国で外資が現地法人を設立する場合、資本金のほかに規定に沿った一定の投資総額を定款や申請書に記載しなければなりません。これは、「中外合資企業の登録資本金と総投資の比率に関する暫定規定」(工商企字[1987]第38号令)で規定されているものです。
 その第6条では、独資、合作企業もこの規定を参考にする旨が記載されています。つまり、実際の運用上は、合弁、合作、独資のいわゆる三資企業はこの規定に従う必要があります。

 関連法規上では、外資企業の投資総額とは、その生産規模に応じて投入を必要とする基本建設資金(土地代、建物建築、設備費用など)と運転資金の合計とされ、登録資本と投資総額との比率は、以下の規定に従わなければなりません。

○投資総額が300万米ドル以下の場合、資本金の最低比率は投資総額の70%
○同300万米ドル超、1000万米ドル以下の場合、同50%
(ただし、投資総額が420万米ドル以下の場合、210万米ドルの資本金が必要)
○同1000万米ドル超、3,000万米ドル以下の場合、同40%
(ただし、1250万米ドル以下の場合、500万米ドル)
○同3000万米ドル超の場合、同3分の1
(ただし、3600万米ドル以下の場合、1200万米ドル)


限度額は義務ではないので、限度一杯に記載しておく 投資総額の概念は、以前は奨励業種の輸入設備免税限度として考えられる傾向が強かったのですが、現在は、「資本金+借入金の合計」として理解されています。これは、投資総額-登録資本金が、借入限度額ということでもあります。よく投資総額が大きいことを心配する企業がありますが、この限度額は義務ではないので、通常は限度一杯に記載しておくのがよいのです。

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