水曜日, 11月 29, 2006

中国の地方行政組織

中国の地方行政組織はどうなっているのか?
中国の政策で許認可権限を地方政府に委譲するといった表現がよく使われますが、中国の行政組織は複雑でよくわかりません。簡潔にどういう仕組みなのか教えてください。



【A】地方行政は、省級、地級、県級、郷級の四つのレベルに区分されている。
日本の政令指定都市に相当する「計画単列都市」は14ある プロジェクトの許認可権限の管轄が中央か地方かは、中国ビジネスでは重要な問題です。中国は現在、市場経済の進展に伴い、許認可権限は中央から地方政府へと移譲する方向にあります。中国の行政組織のポイントは以下の通りです。

 中央政府、すなわち中国の行政の中心は、国務院と呼ばれる中央人民政府(北京)であり、国家権力の執行機関です。地方政府は、省級、地級、県級、郷級の4つのレベルの行政に区分されています。

 「省級」行政区は、台湾および香港、マカオ特別行政区を除いて、22省4直轄市(北京、天津、上海、重慶)5民族自治区(内蒙古、広西壮族、チベット、寧夏回族、新彊ウイグル)から成っています。
 省級の下には、「地級」行政区があり、「地級市」と、直轄市の「市轄区」があります。地級市の中で有力な市は「計画単列都市」として、経済管理上、省級行政区に相当する権限が与えられています。日本の政令指定都市と考えればいいでしょう。現在は瀋陽、長春、ハルビン、大連、杭州、青島、済南、合肥、南京、南昌、福州、寧波、厦門、武漢の14都市あります。


「市」は3種類あるので混同しやすい 地級の下の「県級」行政区は、県(内蒙古自治区の旗を含む)、自治県(内蒙古自治区の自治旗を含む)、県級市(市内に区や県のない一般市)、地級市内の市轄区などから成っています。さらに農村地域における末端の地方である「郷級」行政区には、郷、民族郷、鎮があります。

 なお、中国の「市」には「省級市」、「地級市」、「県級市」の3種類が存在しており、混乱しやすいので注意が必要です。例えば、上海市は「省級市」ですが、それに隣接する江蘇省の昆山市は「地級市」である蘇州市に管轄される「県級市」であるという具合です。

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